皇太子ルドルフ行ってきましたレポ③ネタバレあり

ここからは本編の話なのでネタバレ一切配慮してません!すみません!自衛してください。

 

もう、本編の話をしようとすると急に語彙が死ぬので、とにかくすごく良かった、としか言えないです正直!!!

ほんと~~~にめちゃくちゃよかった…。スホさんの歌声というと、繊細で優しくて儚げなイメージだったんですけど、本当に力強くて、芯があって、どこまでも伸びていって、最高でした。そこに至るまでどれだけの努力を重ねたのかと思うと本当に涙が出る。ただの1ファンですけど、なんていうか同じ時代に生まれたこととか、自分を生んでくれた両親とか、なんなら祖先まで、この世のすべてに感謝したくなった。完全にヤバイ人ですみません。

 

韓国語わからないので、言ってることは1から10までわかりません!でもパンフに日本語であらすじ載ってるのでなんとかなります。

はじまってまず思ったのが、ワ~ちゃんとしたミュージカルだ!!ということ…。この手のやつ見るの本当久しぶりだったので。最近2.5ばっかで…。どっちがいいとかじゃないけどやっぱり本格的だなあと思う。上からシャンデリア降りてきたりするの見るとやっぱスゲエ!てなりますよね。そして、そんな本格的なミュージカルに出てくれるスホさんを誇らしく思いました。

 

もう1週間くらい経って記憶が褪せてきてるので、思い出したことを順不同に書きます。

とりあえず音楽がよかったなあ~!首相と伯爵夫人役の方がとにかくスッゲーーー歌がうまくて、ふたりで歌うナンバーはもう歌唱力の殴り合いという感じで凄かった…。拍手喝采。

公開稽古からめちゃめちゃいい曲だなと思って楽しみにしてた、something more、本当によかった。この曲、稽古のときは向かい合って歌ってるけど、実際のミュージカルではふたりの間に距離があるときに歌うんですよ。だから余計切なくて美しくて…。とくにリプライズ、このときルドルフはマリーのことを見つめてるんだけど、マリーはルドルフのことを見なくて、視線が噛み合わないんですよね…。切なすぎる……。(これ、わたしにはそう見えただけなので、実際見つめ合ってたらすみません。検証しにもう1回行きたかった!)

スホさん歌ってない曲も好きなの多くて楽しかったです!伯爵夫人がブティックで歌う曲がお気に入り。あとこの手のミュージカルはみんなそうだけど、衣装がね~!ほんとかわいくて!!マリーのドレスどれも全部めちゃくちゃかわいい!パンフ見た感じ、どうやらマリー演じる方によって微妙にカラバリあるっぽいですね!?ギョンアさんのマリーはピンクがテーマカラーなのかな。ルドルフの演説を見守るときのドレスが、ベージュのチェックにピンクのラインが入ってて、超かわいかったな~。

スケートのシーンは全部がはちゃめちゃにかわいかった!ロングコートのユリウススタイルのスホさんがもうすっげーかっこよくてツボ。あの一連のシーンを見てるときが一番幸せだった…。

あとは細かい話ですけど、ハンガリーの王になることを決意する曲中、ルドルフが両手を開くと同時にセットも大きく左右に開いていくシーンがあるんですよ。そこが本当にかっこよかった。己の運命を切り開いていく決意があらわれていて最高だった。ルドルフに関してはもう何しても最高なんですけど。舞踏会で不機嫌そうにしてるのも、泥酔してこめかみに銃を突きつける据わった目も、寝間着の裾からのぞく細い足首もなにもかも最高だった…。

ラストシーン綺麗だったなあ。どこまでも美しかった。雪の降る中、森の奥のベッドで、ろうそくを順に消していくふたり。最後の一本、本当にろうそくの光だけになるんですよ。その空間をろうそくの光だけが照らしている。舞台でこんなことできるんだなって思いました。どこまでも綺麗で、いつもでもこの時間に浸っていたいと思った。ベッドの上で手を握り合うルドルフをマリーを、スノードームの中に閉じ込めて永遠に眺めていたかった。けどそのろうそくが消えて、真っ暗になると突然銃声が2発響きわたるんですね。あまりにも突然で、完全に浸っていたのでめちゃくちゃびっくりしたし、残酷だなとも思った…。銃声、間髪入れず2発あるんですが、それでも1発目のあとに若干の間が開くんです。自分の愛する人を自分の手で殺めたルドルフのことを思うともう無理。号泣。スホさんが出てなかったらきっと、一生触れることのない作品だったと思うけど、とてもいいミュージカルだなと思いました。

本当によかった。観に行けて。あとはカテコの盛り上がりが凄まじくて笑いました。とりあえずみんな立つ。スタオペ。えっこれ千秋楽じゃないよね!?と戸惑いつつも流されて立つ日本のオタク。みんなフウー!とか言うし。やっぱ韓国のオタクってすげえ…そう思いましたね。やっぱりスホさんのときが一番歓声すごくて、こんなに応援してもらえたらさぞ嬉しかろうと思った。私もその中のひとりになれてうれしかったです。

完全に余談ですけど、劇中でルドルフ2回くらい顎クイされるんですよ。ソンチのセジュンモーメントを完全に引きずっていた私は、オイオイどんだけ顎クイされるのが似合う男やねんキム・ジュンミョンは…罪な男や…と思いました。

 

今こうやって改めて思い返して、文章にしてみると、本当に楽しかったな!と思います。韓国の現地のエクソファンに触れられたのもよかった。特にこれといって交流はしてないですが。チキンなので。女の子たちみんな、スホさんでなくともエクソの誰かしらをスマホの待ち受けにしてて、なんだ~日本のファンと全然変わんないじゃん~と微笑ましい気持ちになりました。

陳腐な言葉ですけど、本当に一生の思い出だな、と思います。ケーポップにはまって、好きになったアイドルの、初めてのミュージカルを観に、韓国に初めてひとりで行ったこと。一生忘れないだろうと思います。わたしに色んな初めてをくれてありがとう。最後急にポエミーになってすみません。キム・ジュンミョン一生推す。